JavaScript第壱講 文字列の出力と日付

1.1 今日の日付を表示

まずは、ブラウザ上に今日の日付を表示させるというだけの簡単なJavaScriptである。
「HTML第壱講 HTMLの雛形を作ろう」の記事を参考にして、
適当なHTMLファイルを作成して保存しよう。
今度は、HTMLファイルに、JavaScriptで何か書いてみよう。
プログラミング言語の最初の出力文は、「Hello World!」であることが多いが、
ここでは、その代わりに、今日の日付を表示させることにしよう。
作成したHTMLファイルに、以下のソースコードを書いてみよう。

<script language="JavaScript" type="text/javascript">
<!--
weeks=new Array("日","月","火","水","木","金","土");
today=new Date();
y=today.getFullYear();
m=today.getMonth()+1;
d=today.getDate();
w=weeks[today.getDay()];
document.write("本日は",y,"年",m,"月",d,"日",w,"曜日です。");
//-->
</script>
すると、以下の様にブラウザ上に出力されるはずだ。

getFullYearメソッドは4桁の西暦を返す。
また、getMonthメソッドは実際の月よりも1小さい値を返すので、
値を利用する際は1を加える必要がある。
getDateメソッドは日を返す。
getDayメソッドは曜日に対応した数値を返すので、
予めこれを配列のインデックス番号に指定しておく。
上記のスクリプトは、これらをwriteメソッドで書き出している。

1.2 現在の時刻を表示

これも、ブラウザ上に現在の時刻を表示させるというだけの簡単なJavaScriptである。
今度は、HTMLファイル内に、以下のソースコードを書いてみよう。

<script language="JavaScript" type="text/javascript">
<!--
today=new Date();
h=today.getHours();
m=today.getMinutes();
s=today.getSeconds();
document.write("現在の時刻は",h,"時",m,"分",s,"秒です。");
//-->
</script>
すると、以下の様にブラウザ上に出力されるはずだ。

getHoursメソッドは時を、getMinutesメソッドは分を、getSecondsは秒を返す。
上記のスクリプトは、これらをwriteメソッドで書き出している。

1.3. ブラウザ名を表示

ホームページを開いた瞬間、時刻とともにブラウザの名前を出されてしまってビビることがある。
Javascriptのnavigator.userAgentには、使っているブラウザの名前が入っているので、
Javascriptを使うことで比較的簡単にブラウザ名を表示させることが出来る。 ソースコードは、以下の様になる。

<script language="JavaScript" type="text/javascript">
<!--
document.write("あなたのブラウザ名は"+ navigator.userAgent +"です。");
//-->
</script>
ブラウザ上には、以下の様に出力されるだろう。

このスクリプトは、参考文献に挙げた、「ホームページ 誰も書かなかったホントの裏技」の
196ページに書かれていたものを参考にした。ちなみに、同書籍は現在、絶版となっているようだ。




参考文献

  1. 「JavaScript 辞典」(翔泳社、2001年)
  2. 「ホームページ 誰も書かなかったホントの裏技」(秀和システム、2001年)



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