APH23特

APH23特より、60問抜粋。36問正解が合格の目安。
【解説】をクリックすると正解が表示される。




問1(APH23特問3)

相関係数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア すべての標本点が正の傾きを持つ直線上にあるときは,相関係数が+1になる。
イ 変量間の関係が線形の時は,相関係数が0になる。
ウ 変量間の関係が非線形の時は,相関係数が負になる。
エ 無相関の時は,相関係数が-1になる。

【解説】

問2(APH23特問5)

組込みシステムにおけるリアルタイムシステムにおいて,システムへの入力に対する応答のうち,最も適切なものはどれか。
ア OSを使用しないで応答する。
イ 定められた制限時間内に応答する。
ウ 入力された順序を守って応答する。
エ 入力時刻を記録して応答する。

【解説】

問3(APH23特問6)

葉以外の節点はすべて二つの子をもち,根から葉までの深さがすべて等しい木を考える。この木に関する記述のうち,
適切なものはどれか。ここで,深さとは根から葉に至るまでの枝の個数を表す。
ア 枝の個数がnならば,葉を含む節点の個数も nである。
イ 木の深さがnならば,葉の個数は2n-1 である。
ウ 節点の個数がnならば,深さは log2n である。
エ 葉の個数がnならば,葉以外の節点の個数は n-1である。

【解説】

問4(APH23特問8)

キーが小文字のアルファベット1文字(a, b, …, z のいずれか)であるデータを,大きさが10のハッシュ表に格納する。
ハッシュ関数として,アルファベットのASCIIコードを10進表記法で表したときの1の位の数を用いることにする。
衝突が起こるキーの組合せはどれか。ASCIIコードでは,昇順に連続した2進数が,アルファベット順にコードとして割り当てられている。
ア a と i
イ b と r
ウ c と l
エ d と x

【解説】

問5(APH23特問10)

パイプラインの深さをD,パイプラインピッチをP秒とすると,I個の命令をパイプラインで実行するのに要する時間を表す式はどれか。
ここで,パイプラインの各ステージは1ピッチで処理されるものとし,パイプラインハザードについては,考慮しなくてよい。
ア (I+D)×P
イ (I+D-1)×P
ウ (I×D)+P
エ (I×D-1)+P

【解説】

問6(APH23特問12)

主記憶アクセスの高速化技術であるライトバック方式における,キャッシュメモリ及び主記憶への書込みの説明として,適切なものはどれか。
ア キャッシュメモリ及び主記憶の両方に同時に書き込む。
イ キャッシュメモリにだけ書き込み,対応する主記憶の更新は,キャッシュメモリからデータが追い出されるときに行う。
ウ キャッシュメモリへの書込みと同時にバッファに書き込んだ後,バッファから主記憶へ順次書き込む。
エ 主記憶を,独立して動作する複数のブロックに分けて,各ブロックに並列に書き込む。

【解説】

問7(APH23特問13)

RAID1~5の各構成は,何に基づいて区別されるか。
ア 構成する磁気ディスク装置のアクセス性能
イ コンピュータ本体とのインターフェイスの違い
ウ データ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せ
エ 保証する信頼性のMTBF値

【解説】

問8(APH23特問15)

モデル層,ビュー層及びコントローラ層の三つの論理的な層でモデル化されたWebシステムの説明として,適切なものはどれか。
ア 業務処理はコントローラ層が行い,出力が必要な場合はビュー層に依頼する。
イ 業務処理はモデル層が行い,処理結果はビュー層に渡されて画面表示が行われる。
ウ 処理に必要なデータをモデル層が検索し,コントローラ層で業務処理が行われる。
エ モデル層はコントローラ層から受け取った処理結果をビュー層に引き渡す。

【解説】

問9(APH23特問16)

システムの信頼性に関する記述のうち,フェールオーバの説明はどれか。
ア 障害が発生した場合でも,処理やデータを他の処理装置に自動的に引き継ぎ,切替え処理を意識させない。
イ 障害が発生した場合に,それが原因で危険な結果にならないよう,常に安全側の状態にする。
ウ 人間の過失などが原因で予期されない使い方をしても,信頼性や安全性を損なわない。
エ 部品やサブシステムに信頼性の高いものを用いることによって,システム自体の故障発生を極力少なくする。

【解説】

問10(APH23特問17)

システムの稼働率を表す式はどれか。
ア (平均故障間隔+平均修理時間)/平均修理時間
イ (平均故障間隔-平均修理時間)/平均故障間隔
ウ 平均故障間隔/(平均故障間隔+平均修理時間)
エ 平均修理時間/(平均故障間隔+平均修理時間)

【解説】

問11(APH23特問19)

OSのスケジューリング方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 処理時間順方式では,既に消費したCPU時間の長いジョブに高い優先度を与える。
イ 到着順方式では,ラウンドロビン方式に比べて特に処理時間の短いジョブの応答時間が短くなる。
ウ 優先度順方式では,一部のジョブの応答時間が極端に長くなることがある。
エ ラウンドロビン方式では,ジョブに割り当てるCPU時間(タイムクウォンタム)を短くするほど,到着順方式に近づく。

【解説】

問12(APH23特問20)

仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて処理の多重度を増やしたところ,ページイン,
ページアウトが多発して,システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現象を何というか。
ア オーバレイ
イ スラッシング
ウ メモリコンパクション
エ ロールアウト

【解説】

問13(APH23特問22)

あるコンピュータ上で,異なる命令形式のコンピュータで実行できる目的プログラムを生成する言語処理プログラムはどれか。
ア エミュレータ
イ クロスコンパイラ
ウ 最適化コンパイラ
エ プログラムジェネレータ

【解説】

問14(APH23特問23)

OSS(Open Source Software)の特徴のうち,適切なものはどれか。ここで,OSSはOSI(Open Source lnitiative)によるOSD(The Open Source Definition)の定義に基づくものとする。
ア OSSはフリーウェアと同様に無償で入手できるが,商用システムの開発への利用は禁止されている。
イ OSSをパッケージ化したり,自社のソフトウェアを組み合わせたりして,有償で販売することができる。
ウ システム開発で利用するためにソースコードを入手できるが,利用者がある数以上になるとライセンス料が発生する。
エ 複製と改良は自由にできるが,改良したソフトウェアを再頒布することはできない。

【解説】

問15(APH23特問25)

PLC(Power Line Communications)の特徴として,適切なものはどれか。
ア データ線と電力線とを分離した2線通信技術
イ 電力線に情報信号を乗せて通信する技術
ウ 電力線をアンテナとして使う無線通信技術
エ 電話線を使い,上りと下りで非対称な速度でデータ通信を行う技術

【解説】

問16(APH23特問26)

Webページの設計の例のうち,アクセシビリティを高める観点から適切なものはどれか。
ア 音声を利用者に確実に聞かせるために,表示時に自動的に再生する。
イ 体裁の良いレイアウトにするために,表組みを用いる。
ウ 入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に"(必須)"などと明記する。
エ ハイパリンク先の内容が予測できるように,ハイパリンク画像のalt属性にリンク先のURLを付記する。

【解説】

問17(APH23特問27)

動画やマルチメディアコンテンツのレイアウトや再生のタイミングをXMLフォーマットで記述するためのW3C勧告はどれか。
ア Ajax
イ CSS
ウ SMIL
エ SVG

【解説】

問18(APH23特問28)

"社員扶養家族"表の列"社員番号"の値が"社員"表の候補キーに存在しなければならないという制約はどれか。
ア 一意性制約
イ 形式制約
ウ 参照制約
エ ドメイン制約

【解説】

問19(APH23特問29)

関係データベースにおいて,表の中から特定の列だけを取り出す操作はどれか。
ア 結合(join)
イ 射影(projection)
ウ 選択(selection)
エ 和(union)

【解説】

問20(APH23特問31)

関係データベースのインデックスに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア インデックスはユニーク属性のデータ項目だけに設定できる。
イ インデックスを定義することで,データベースに対するすべての操作が速くなる。
ウ 外部キーにもインデックスを設定しなければならない。
エ 主キー以外の列に対してもインデックスを指定できる。

【解説】

問21(APH23特問32)

トランザクションの原子性(atomicity)の説明として,適切なものはどれか。
ア データの物理的格納場所やアプリケーションプログラムの実行場所を意識することなくトランザクション処理が行える。
イ トランザクションが完了したときの状態は,処理済みか未処理のどちらかしかない。
ウ トランザクション処理においてデータベースの一貫性が保てる。
エ 複数のトランザクションを同時に処理した場合でも,個々の処理結果は等しい。

【解説】

問22(APH23特問33)

データベースにデータの追加,削除などが多数回繰り返されて,データベース全体のアクセス効率が低下したときに,データベースに対して行う処理はどれか。
ア 再起動
イ 再実行
ウ 再定義
エ 再編成

【解説】

問23(APH23特問34)

インターネット接続におけるNAPTの説明として,適切なものはどれか。
ア IPアドレスとMACアドレスとの変換を行う。
イ プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの1対1の変換を行う。
ウ プライベートIPアドレスとポート番号の組合せと,グローバルIPアドレスとポート番号の組合せとの変換を行う。
エ ホスト名とIPアドレスとの変換を行う。

【解説】

問24(APH23特問36)

レイヤ2のスイッチングハブの機能として,適切なものはどれか。
ア IPアドレスを解析することによって,データを中継するか破棄するかを判断する。
イ MACアドレスを解析することによって,必要なLANポートにデータを流す。
ウ OSI基本参照モデルの物理層において,ネットワークを延長する。
エ 互いが直接,通信ができないトランスポート層以上の二つの異なるプロトコルの翻訳作業を行い,通信ができるようにする。

【解説】

問25(APH23特問37)

TCP/IPネットワークにおける,ARP要求パケットとARP応答パケットの種類の組合せはどれか。
ここで,ARPキャッシュに保持するエントリの有効性を確認する場合は除くものとする。
ARP要求パケット ARP応答パケット
ブロードキャスト ブロードキャスト
ブロードキャスト ユニキャスト
ユニキャスト ブロードキャスト
ユニキャスト ユニキャスト

【解説】

問26(APH23特問39)

TCP/IPの環境で使用されるプロトコルのうち,構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコルはどれか。
ア NNTP
イ NTP
ウ SMTP
エ SNMP

【解説】

問27(APH23特問40)

http://host.example.co.jp:8080/file で示されるURLの説明として,適切なものはどれか。
ア :8080 はプロキシサーバ経由で接続することを示している。
イ file はHTMLで作成されたWebページであることを示している。
ウ host.example.co.jp は参照先のサーバが日本国内にあることを示している。
エ http: はプロトコルとしてHTTPを使用して参照することを示している。

【解説】

問28(APH23特問41)

DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
ア DNSサーバのソフトウェアのバージョン情報を入手して,DNSサーバのセキュリティホールを特定する。
イ PCが参照するDNSサーバに誤ったドメイン管理情報を注入して,偽装されたWebサーバにPCの利用者を誘導する。
ウ 攻撃対象のサービスを妨害するために,攻撃者がDNSサーバを踏み台に利用して再帰的な問い合わせを大量に行う。
エ 内部情報を入手するために,DNSサーバが保存するゾーン情報をまとめて転送させる。

【解説】

問29(APH23特問42)

緊急事態を装って組織内部の人間からパスワードや機密情報を入手する不正な行為は,どれに分類されるか。
ア ソーシャルエンジニアリング
イ トロイの木馬
ウ パスワードクラック
エ 踏み台攻撃

【解説】

問30(APH23特問44)

ゼロデイ攻撃の特徴はどれか。
ア セキュリティパッチが提供される前に攻撃する。
イ 特定のサイトに対し,日時を決めて,複数台のPCから同時に攻撃する。
ウ 特定のターゲットに対し,フィッシングメールを送信して不正サイトへ誘導する。
エ 不正中継が可能なメールサーバを見つけた後,それを踏み台にチェーンメールを大量に送信する。

【解説】

問31(APH23特問46)

ソフトウェアの分析・設計技法のうち,データ中心分析・設計技法の特徴はどれか。
ア 機能の詳細化の過程で,モジュールの独立性が高くなるようにプログラムを分割していく。
イ システムの開発後の仕様変更は,データ構造や手続を局所的に変更したり追加したりすることによって,比較的容易に実現できる。
ウ 対象業務領域のモデル化に当たって,情報資源のデータ構造に着目する。
エ プログラムが最も効率よくアクセスできるようにデータ構造を設計する。

【解説】

問32(APH23特問47)

モジュール設計に関する記述のうち,モジュール強度(結束性)が最も強いものはどれか。
ア ある木構造データを扱う機能をデータとともに一つにまとめ,木構造データをモジュールの外から見えないようにした。
イ 複数の機能のそれぞれに必要な初期化設定の操作が,ある時点で一括して実行できるので,一つのモジュールにまとめた。
ウ 二つの機能A, Bのコードは重複する部分が多いので,A, Bを一つのモジュールとし,A, Bの機能を使い分けるための引数を設けた。
エ 二つの機能A, Bは必ずA, Bの順番に実行され,しかもAで計算した結果をBで使うことがあるので,一つのモジュールにまとめた。

【解説】

問33(APH23特問48)

テストで使用されるドライバ又はスタブの機能のうち,適切なものはどれか。
ア スタブは,テスト対象のモジュールからの戻り値を表示・印刷する。
イ スタブは,テスト対象モジュールを呼び出すモジュールである。
ウ ドライバは,テスト対象モジュールから呼び出されるモジュールである。
エ ドライバは,テスト対象モジュールに引数を渡して呼び出す。

【解説】

問34(APH23特問49)

共通フレーム2007をソフトウェア産業界に導入する目的として,適切なものはどれか。
ア ソフトウェア産業界において,ソフトウェア開発の生産性の尺度を統一する。
イ ソフトウェアの開発及び取引における契約書や設計書など,文書の種類や書式を規定する。
ウ ソフトウェアの開発及び取引の内容を明確にし,市場の透明性を高め,取引の更なる可視化を実現する。
エ 電子商取引を行う際に必要な国際会計基準への対応方法を標準化する。

【解説】

問35(APH23特問50)

PMBOKのWBSで定義するものはどれか。
ア プロジェクトで行う作業を階層的に要素分解したワークパッケージ
イ プロジェクトの実行,監視・コントロール,及び終結の方法
ウ プロジェクトの要素成果物,除外事項及び制約条件
エ ワークパッケージを完了するために必要な作業

【解説】

問36(APH23特問53)

パレート図の用途として,適切なものはどれか。
ア 工程の状態や品質を時系列に表した図であり,工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。
イ 項目別に層別して出現度数の大きさを順に並べるとともに累乗和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
ウ 二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点した図であり,それらの相関を判断するために用いる。
エ 矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に要員を表した図であり,どれがどれに影響しているかを分析するために用いる。

【解説】

問37(APH23特問54)

プレゼンテーションの目的とグラフの使い方の記述のうち,適切なものはどれか。
ア Zグラフを利用して,一定期間の売上実績や業績傾向を表示する。
イ 円グラフを利用して,作業予定に対する実際の進捗の度合いを表示する。
ウ 折れ線グラフを利用して,複数の評価項目に基づく製品の機能の優劣を表示する。
エ 散布図を利用して,製品に対する各社の市場優先率を表示する。

【解説】

問38(APH23特問55)

SLAに記載する内容として,適切なものはどれか。
ア 顧客とサービスプロバイダの間で合意されたサービスの目標及び責任範囲
イ サービスデスクとITサポート部門の役割分担
ウ サービスプロバイダが提供するすべてのサービスの特徴,構成要素,料金
エ 利用者から出されたITサービスに対する業務要件

【解説】

問39(APH23特問56)

データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として,適切なものはどれか。
ア 業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
イ システム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理して標準化する。
ウ システム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ システム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。

【解説】

問40(APH23特問57)

"システム監査基準"における,組織体がシステム監査を実施する目的はどれか。
ア 外部の専門企業によるテストによって,社内ネットワーク環境の脆(ぜい)弱性を知り,ネットワーク環境を整備する。
イ 自社の強み・弱み,自社を取り巻く機会・脅威を整理し,新たな経営戦略・事業分野を設定する。
ウ 情報システムにまつわるリスクに対するコントロールの整備・運用状況を評価し,
改善につなげることによって,ITガバナンスの実現に寄与する。
エ ソフトウェア開発の生産性のレベルを客観的に知り,開発組織の能力を向上させるために,より高い生産性レベルを目指して取り組む。

【解説】

問41(APH23特問58)

システム監査人が負う責任はどれか。
ア 監査結果の外部への開示
イ 監査対象システムの管理
ウ 監査報告会で指摘した問題点の改善
エ 監査報告書に記載した監査意見

【解説】

問42(APH23特問59)

情報セキュリティに関する従業員の責任について,"情報セキュリティ管理基準"に基づいて監査を行った。指摘事項に該当するものはどれか。
ア 雇用の終了をもって守秘責任が解消されることが,雇用契約に定められている。
イ 定められた勤務時間以外においても守秘責任を負うことが,雇用契約に定められている。
ウ 定められた守秘責任を果たさなかった場合,相応の措置がとられることが,雇用契約に定められている。
エ 定められた内容の守秘義務契約書に署名することが,雇用契約に定められている。

【解説】

問43(APH23特問60)

システム監査報告書に記載された改善勧告に対して,被監査部門から提出された改善計画を経営者がITガバナンスの観点から評価する際の方針のうち,適切なものはどれか。
ア 1年以内に実現できる改善を実施する。
イ 情報システムの機能面の改善に絞って実施する。
ウ 経営資源の状況を踏まえて改善を実施する。
エ 被監査部門の情報化予算の範囲内で改善を実施する。

【解説】

問44(APH23特問61)

"システム管理基準"によれば,情報システムの全体最適化を実現するために設置する情報システム化委員会の役割はどれか。
ア 外部委託先を選定し,適切な業務遂行のための管理,監督を行う。
イ 業務活動に即した,物理的,論理的及び環境のセキュリティを確保する。
ウ 情報技術の動向に対応するため,技術採用に関する指針を明確にする。
エ 情報システムに係る法制度や社内規定に準拠する仕組みを確立する。

【解説】

問45(APH23特問62)

"システム管理基準"によれば,組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
ア 開発計画
イ 事業継続計画
ウ 全体最適化計画
エ 年間運用計画

【解説】

問46(APH23特問64)

共通フレーム2007によれば,要件定義プロセスで行う作業はどれか。
ア 開発,運用,保守に関する工数を予測し,システム実現のための費用を見積もる。
イ 業務を構成する機能及び機能間の情報の流れを明確にする。
ウ 経営上のニーズ,あるいはシステム化を必要とする業務上の課題を確認する。
エ 現行システムの資産である画面,帳票,ファイル,データの調査を行う。

【解説】

問47(APH23特問65)

受注管理システムにおける要件のうち,非機能要件に該当するものはどれか。
ア 顧客から注文を受け付けるとき,与信残金額を計算し,結果がマイナスになった場合は,
入力画面に警告メッセージを表示すること
イ 受注管理システムの稼働率を決められた水準に維持するために,障害発生時は半日以内に回復できること
ウ 受注を処理するとき,倉庫に在庫がある商品はリアルタイムで自動的に在庫引当を行うこと
エ 出荷できる商品は,顧客から受注した情報を受注担当者がシステムに入力し,
営業管理者が受注承認入力を行ったものに限ること

【解説】

問48(APH23特問66)

コアコンピタンスを説明したものはどれか。
ア 経営活動における基本精神や行動指針
イ 事業戦略の遂行によって達成すべき到達目標
ウ 自社を取り巻く環境に関するビジネス上の機会と脅威
エ 他社との差別化の源泉となる経営資源

【解説】

問49(APH23特問68)

営業部門で設定するKPI(Key Performance Indicator)とKGI(Key Goal Indicator)の適切な組合せはどれか。
  KPI KGI
既存顧客売上高 新規顧客売上高
既存顧客訪問件数 新規顧客訪問件数
新規顧客売上高 新規顧客訪問件数
新規顧客訪問件数 新規顧客売上高

【解説】

問50(APH23特問69)

技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。
この技術進化過程を表すものとして,適切なものはどれか。
ア 技術のSカーブ
イ 需要曲線
ウ バスタブ曲線
エ ラーニングカーブ

【解説】

問51(APH23特問70)

デリバティブを説明したものはどれか。
ア 金利リスク,為替リスクなどの,将来の不確実性に伴うリスクを回避すること
イ 先物,スワップ,オプションなどの金融派生商品のこと
ウ 新株予約権が付いている社債の社債部分のこと
エ 取引が貸借対照表と損益計算書のどちらにも記載されないこと

【解説】

問52(APH23特問71)

セル生産方式の利点が生かせる対象はどれか。
ア 生産性を上げるために,大量生産が必要なもの
イ 製品の仕様が長期間変わらないもの
ウ 多種類かつフレキシブルな生産が求められるもの
エ 標準化,単純化,専門家による分業が必要なもの

【解説】

問53(APH23特問72)

通信機能及び他の機器の管理機能をもつ高機能型の電力メータであるスマートメータを導入する目的として,当てはまらないものはどれか。
ア 自動検針が可能になり,検針作業の効率向上につながる。
イ 停電時に補助電源として一定時間電力を供給し続けることができる。
ウ 電力需要制御が可能になり,ピーク電力を制御することができる。
エ 電力消費の見える化によって,電力需要の平準化につながる。

【解説】

問54(APH23特問73)

コーポレートガバナンスを説明したものはどれか。
ア 環境保全対策の費用対効果を定量的に測定・分析し,環境保全コストや環境保全効果などを公表すること
イ 企業が本来の営利活動とは別に,社会の一員として,社会をより良くするために応分の貢献をすること
ウ 経営管理が適切に行われているかどうかを監視し,ステークホルダに対して,企業活動の健全性を維持する仕組みのこと
エ 投資家やアナリストに対する広報活動として,企業の経営状況を正確かつ迅速に,そして継続的に公表すること

【解説】

問55(APH23特問74)

キャッシュフロー計算書において,営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
ア 株式の発行による収入
イ 商品の仕入れによる支出
ウ 短期借入金の返済による支出
エ 有形固定資産の売却による収入

【解説】

問56(APH23特問75)

平成19年4月に20万円で購入したPCを3年後に1万円で売却するとき,固定資産売却損は何万円か。
ここで,耐用年数は4年,減価償却は定額法,定額法の償却率は0.250,残存価格は0円とする。
ア 4.0
イ 4.5
ウ 5.0
エ 5.5

【解説】

問57(APH23特問77)

Webページの著作権に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 営利目的ではなく趣味として,個人が開設しているWebページに他人の著作物を無断掲載しても,私的使用であるから著作権の侵害とはならない。
イ 作成したプログラムをインターネット上でフリーウェアとして公開した場合,配布されたプログラムは,著作権法による保護の対象とはならない。
ウ 試用期間中のシェアウェアを使用して作成したデータを,試用期間終了後もWebページに掲載することは,著作権の侵害に当たる。
エ 特定の分野ごとにWebページのURLを収集し,簡単なコメントをつけたリンク集は,著作権法で保護される。

【解説】

問58(APH23特問78)

偽装請負となるものはどれか。
ア 請負契約の要員が業務で使用するコンピュータや開発ツールなどは請負業者側で調達し管理する。
イ 請負契約の要員が発注先の事務所で業務を行う場合の規律,服装などの管理は,請負業者側で行う。
ウ 請負契約の要員と発注者の社員が混在しているチームで,発注者側の責任者が業務の割振り,指示を行う。
エ 請負契約の要員の時間外労働,休日労働は,業務の進捗状況などを見て請負業者の責任者が決める。

【解説】

問59(APH23特問79)

ソフトウェアやデータに瑕疵(かし)がある場合に,製造物責任法の対象となるものはどれか。
ア ROM化したソフトウェアを内蔵した組込み機器
イ アプリケーションがCD-ROMに入ったソフトウェアパッケージ
ウ 利用者がOSをインストールしたPC
エ 利用者によってネットワークからダウンロードされたデータ

【解説】

問60(APH23特問80)

圧縮された情報を伸張しても,完全に元の情報を復元できない場合がある圧縮方式はどれか。
ア GIF
イ JPEG
ウ MH
エ MR

【解説】

 [点]


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